すっかり寒くなった。
5分くらいならふきっさらしのバス停でバスを待てるけど、10分となると結構辛い。
バスに乗ろうとたどり着いたバス停には、すでに2人の女性が待っていた。「どれくらい待ってるの?」と聞くと、「7〜8分」と言うから、それならもうすぐ来るかもしれない、と思って、バスが来るであろう方向を眺めてみたけど、どうも来る気配がない。
3つ先のバス停で別のバスに乗り継ぐ予定だったから、そこまで歩こうかどうかと考える。前回は相当待ったな〜、じっとしてると寒い、、と思うと、歩くしかない。よし歩こう、と決めて歩き始めると、バス停にいたもうひとりの女性もすでに歩き始めていて、彼女を追う形で歩くことになった。お互いに、後ろからバスが来やしないかと振り返りながら歩く。ふと気がつくと、先に歩いていた赤いコートの彼女は、次のバス停に止まっていた。それでも私は、乗り継ぐ予定のバス停まで行こうと、そこをスルーして歩く。すると、赤いコートの女性が「こんな寒いんだから歩いた方がましね」と言いながら私に並び、結局、愚痴り合いながら歩くことになった。お互いにキョロキョロ後ろを振り返りながら。そして目的のバス停で止まると、彼女は「私は歩き続けるわ」とたくましく進んでいった。
知らない誰かと同じ思いを共有して歩くというのも冬の寒さのおかげだなーと少しほっこりした気分でバスを待った。
ほどなくすると、バスはやって来て、と当時に、最初のバス停で7分ほど待ち続けていた女性も「ノーバス!」と言って歩いてやって来た。
そんな日曜夜の帰り道。今頃はみんな眠りについていることでしょう。