Friday, December 15, 2017
Saturday, October 20, 2012
cuba: natural lemonade
キューバのvinalesという田舎町の、畑にぽつんと佇む掘建て小屋。女の人がただ一人で座っているだけだし、阿蘇のとうもろこし屋さんのお姉さんたちのように、通りかかる人に笑顔で手を振るわけでもないので、一見さんにはそこが店だということはわかりようがない。そもそもキューバには看板文化はなく、そのため外観だけではそこが何なのかはわかりにくい。でももちろん地元の人はそこが何であるかを知っていて、欲しい物にはちゃんとアクセスできるようになっている。例えば、ハバナで観光客が目にする店のほとんどが外人用通貨(キューバの通貨は2つ。地元人用と外人用)の店だとしても、彼らはキューバ人用の通貨が使えるお店がどこにあるかも把握している。
タクシー運転手のカルロスが急に立ち寄ったその店は、さとうきびジュース屋さんだった。サトウキビを機械(といっても手動)にかけ、汁を絞る。絞った汁をグラスに入れて出してくれる。アイスはなしだったと記憶している。たったそれだけのジュースが、いやジュースというよりも汁という方が適しているかもしれない。その汁が、びっくりするほど美味しかった。ほんのりとした甘さは、砂糖の甘さとは違い、シンプルな深みがあって、それは何かと何かを混ぜでできる類いの味にはない、原型のうまみが感じられる。
今考えてみると、砂糖はキューバの主要農産品で輸出品というだけに、ひょっとすると、それがキューバ砂糖の旨さなのかもしれないとも思う。幼稚園の頃からおやつの常連だった黒糖「くろんぼ」が好きになれなかったし、コーヒーに砂糖は入れない。母親が絶賛する和三盆アイスあたりから砂糖が一歩私に近づき、ロンドンに来てからは紅茶に砂糖を入れるようにもなった。だけど私は砂糖の味をよくよく知らない。このサトウキビ汁がキューバ砂糖の旨さなのだろうか? あぁキューバで砂糖を買わなかったことが悔やまれる。
ともあれ、カルロスは"これ"を絞った方がいい、とライムを絞ってくれた。そして「これがnatural lemonadeだ」と語気を強めた。サトウキビにライムを絞ったら、それが天然のレモネードになるのかは別にしても、単にサトウキビから絞り出しただけの汁&ライムは、他に並ぶもののない旨味で、私はこの味のためにもう一度この国に行きたいと思っている。
PS*緑生い茂るvinalesの村と小さなスタンド、そこに座るサトウキビ マシーンを絞る女、カルロス自慢の一杯。写真におさめるとさぞ絵になったことだろうと思うけど、そんなときにかぎってカメラの電源は切れている。
Wednesday, May 9, 2012
Let's talk.
1週間、モロッコに行ってきた。モロッコから戻って以来、不思議と人に話しかけられることが多い。昨晩は、ウガンダ&イタリアのミックスの男の子とインド男の二人組に、村上春樹は日本でも人気があるのか、ダンスダンスダンスは読んだか? と話しかけられ、さっきも友人から借りたルミナックスをぶら下げていると、このカメラはいいやつだよね〜と中年のイギリス人に。ピザを食べながら歩いていると、黒人メッセンジャーから、どこのピザだ? と。その5分後、同じ質問をイギリス女子2人組に。一体何の変化なのかしら。
Saturday, April 14, 2012
Sunday, April 1, 2012
Thursday, March 22, 2012
free latte day.
スタバで名前を言えば、ラテが無料に。なんていう張り紙はないけど、先週水曜日はそんな日だった。何も知らなかった私は、一緒にいた友人に「いいからラテを頼んでみて」と、言われるがままラテを頼むと、バリスタのお姉さんがにっこり微笑んで「お名前は?」と。名前がカップに書かれて、ささやかなmyカップに。
free latte dayではない今日も、ラテを頼むと「名前は?」と聞かれた。新しいラテのプロモーションと、もっとフレンドリーにって試みのようだけど、わざわざ名前を言わなきゃいけないの!?って批判もあるよう。私としては、日本人以外にはわかりづらい私の名前を楽しそうにカップに書くバリスタが微笑ましく、悪くはないと思っている。イギリス内の人は一度お試しを。
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